導入事例
動画サービス
2024.05.01
デイサービス
エクサポの導入で、毎日実施する体操のマンネリ化を解消
広島県三次市にある十日市慈照園さんにデイサービスへのエクサポ導入のきっかけと導入後の変化(導入実績)について取材しました。
デイサービスでは、ご利用者様に住み慣れたご自宅で長く生活していただくため、在宅で元気に生活できるための機能を維持していけるようにサポートすることを目標にしています。開所から22年目になることから、長期利用されている方を中心に全体の高齢化が進んでおり、平均年齢が90歳代という現状です。介護度が高く、押し車や歩行器が必要なご利用者様も増えているとのことです。
エクサポは2023年6月に、主にデイサービス向けとして導入いただきました。取材時点で10か月間ご利用いただいております。今回は、所長の須田様に、エクサポ導入の経緯や活用方法についてお話を伺いました。
施設名: 十日市慈照園
施設種別: デイサービス、自立支援型グループホーム、ヘルパーステーション
定員: 26名(デイサービス)、9名(自立支援型グループホーム)
所在地: 広島県三次市十日市南
導入前に抱えていた問題
―まず、エクサポの導入に至った経緯を教えてください。
導入前は、ご利用者さんたちにやっていただく体操がマンネリ化してしまっているところがありました。市販のDVDを活用して自分たちで体操のプログラムを考えていましたので、種類という点で本当にマンネリ化していました。機能訓練指導員の職員がボールやゴムチューブなど道具を使って工夫されていましたが、毎日やってもらうわけにいきませんので、バリエーションを増やすのにも限界がありました。そこで、体操のマンネリ化を解消したいと思い、エクサポの導入を決めました。
―導入前に不安に思ったことはありましたか?
やはり、職員さんたちが上手く使いこなせるかどうか不安でした。しかし、実際に始めてみると皆さん操作に慣れてきました。
ご利用状況
―エクサポの利用時間帯を教えて下さい
月曜日から土曜日まで、お昼ご飯の前に「本日の動画」から「口腔体操」を選んで実施しています。その後、午後2時過ぎから3時までに、「口腔体操」を除いた「本日の動画」を流しています。
―「本日の動画」をよく使われているということでしょうか?
そうです。こちらで選んで流すことはないですが、利用者さんの反応は動画によって違ったりします。自分たちで声を出す動画は特に人気です。例えば、イヌ、ネコ、ワン、ニャンって声を出す動画(※「イヌ・ネコ体操」)は盛り上がっています。
―エクサポを導入して良かった点を教えて下さい。
やはり、職員さんたちが体操の時間に何をするか考えなくても良くなったことです。導入前は同じ内容の体操ばかりが続いていて職員さんたちは利用者さんに対して後ろめたさを感じていたようです。エクサポを始めてからは、毎日違う内容の体操やクイズを実施できているので、その点ではとても満足しています。
気持ちの面だけでなく、業務の負担を軽減できたことも良かったです。これまでは3~4人の職員さんが体操の間に付きっきりで対応していましたが、エクサポ動画に置き換えることで1人は違う仕事ができるようになりました。掃除や書類作業、他には、カンファレンスに行く人もいます。
さいごに
―今後の展望について教えて下さい。
今はご利用者さん全員に同じ体操をやってもらっていますが、介護度が幅広いので、今の体操よりも難しいことができる方には個別に対応したいです。コロナ禍の時期は体操中に利用者さん同士の接触を避けるためにパーテーションで区切ったり、距離を空けたりしていましたが、今ではそれがなくなりました。全体で「今日の動画」を流しつつ、介護度の軽い方には個別にタブレットを使ってエクサポさんの難しい体操や脳トレクイズに挑戦してもらえるようにできたら良いかなと考えています。
―インタビューは以上です。本日は貴重なご意見をいただきありがとうございました。
※回答内容は取材当時のものです。